東の渋谷

柏市は東の渋谷という形容を受けることがあるようです。どのような意味で用いられているのか、いつ頃からどなたが何のためにおっしゃったのかわかりませんが、何度かこのような言葉を耳にしたのです。テレビかなにかで紹介されたことがあったのかもしれません。

日本文化には、富士山信仰というものがあります。これは、身近な山を富士山に見立てるというものですが、東の渋谷もそういったことなのでしょうか。それならば、千葉県において渋谷の様な役割を果たしている場所が柏という意味にとれます。

柏駅付近はまるで渋谷の様な街並み?

柏駅前スクランブル交差点

※上記写真は、柏駅東口を出て直ぐの辺りです

駅付近にどんなお店が並んでいるのだろうと注意深く見ていると、確かに渋谷にありそうなお店が(服屋さんなど)目に入ってきます。それから飲食店が多いことも特徴と言えるのではないでしょうか。

特に、駅から徒歩3分圏内では、非常に都会的な雰囲気が漂っています。オフィス街ではなく、また繁華街というわけでもありません。

とにかく人が多い

柏駅構内を歩いてみると、そこを往来する人の多さに驚かされることがあります。毎日、いつでもというわけではありませんが、なぜこれほど人が集まっているのだろうと感じることが頻繁にあります。若者中心ですが、学生から、家族連れ、友人同士など、様々な年代層の方が行き交っています。

おそらく、柏近郊の駅の中で、最も人が集まる駅と言って良いのではないでしょうか。近くに大きな北千住駅や松戸駅がありますが、柏駅の方が混雑しているように見えることがあるのです。

これも東の渋谷と呼ばれる由縁なのでしょうか。

渋谷のスクランブル交差点
渋谷のスクランブル交差点辺りに立ってみると、ひっきりなしに人が横断している姿が映ります。いったいどれほどの人が移動しているのでしょう。一回に千人くらいでしょうか。一日では、数十万人くらいが横断するのではないかと思えるほどのひとだかりなのです。

歩行者天国と若者

柏駅東口駅前の道

※参考の写真:柏駅東口を出て見下ろした時

モダンな言い方をすれば、ショップが並ぶ通りとでも言うのでしょうか。そして、街を往来する人の年代ですが、20代前半位の若い人が多い印象です。何やら買い物に来た人が多いのではないでしょうか。

そして、柏駅東口のハウディモールの通りは、歩行者天国になる日があります。このことも柏駅付近を歩く人が増えることに大いに関係しているのでしょう。

もしこの辺りの飲食店でアルバイトをすることになったら、非常に忙しい時間となると思います。息継ぐ間もないほどに、新しいお客さんがお店を訪れるのです。

慣れている人であればまだしも、初めてのアルバイトが駅前周辺は大変な経験となり得る可能性を持っていることでしょう。

  • 参考サイト:柏駅東口ハウディモールの歩行者天国について

都内へ通勤する人々のベッドタウンとして知られる

そして、駅前周辺にお住まいならば、車は不要と考えてもいいかもしれません。柏駅は非常にアクセスの良い駅で、都内にも常磐線快速で20分程度で出ることも可能です。

おそらく、柏駅近隣にお住まいで、都内にお勤め先があるという方は多いのではないでしょうか。ベッドタウンとしての柏もまた、東の渋谷と同様に知られています。

まとめ

今のところ、決定的な根拠に辿り着くことはできませんでした。

心情的には、富士山信仰の如き心理があるように思います。

これは、「裏カシ」(裏柏)などという表現が生まれていることからも感じるとることができます。つまり、裏ハラ(裏原宿)を模しているわけです。

その他、柏駅東口を出て直ぐの光景は、マルイとそごう(今はビルだけです。)がそそり立っている事でしょうか。

また、その時代時代によって、新宿や、吉祥寺と形容された歴史もあるようです。